こんにちは。
ジェクサースモールジム武蔵境です。
つい先日に救急救命の講習会に参加してきたのですが
そこで非常に興味深いお話を聞きました。
東京の中心地の一つでもある品川区で活動する
救急車の台数、一体何台の救急車が走っていると思いますか?
正解は、なんとたったの8台だそうです!
品川区の人口は約40万人ですので40万人分の救急救命を8台の救急車が担っていることになります!
もう一つの大都市である新宿区はどうでしょうか?
2024年現在の新宿区の人口は約35万人、それに対する救急車の数は
なんとたったの11台!!
ものすごく少ないのです!
人手不足どころではない状態なんですね。
一方で、救急車の出動件数は2022年のデータで87万件!
約90万件の出動回数です。
一日当たり約2500件という計算になりますね。
確かに1日に1回は救急車が走っている所を目にしますし
少し離れたところでサイレン音だけでも聞くことがあります。
効かない日はないと言った方がいいかもしれません。
それだけ救急車は出ずっぱり、救急隊の皆さんも
患者を病院に送り届けたのちにすぐにまた出動!というサイクルを繰り返しているのです。
※武蔵野市のデータは検索できませんでした・・・。
2~3年前はまだ新型コロナウイルスの重症化率が高く
「おそらくこれはコロナによるものだろうな」というくらい
救急車のサイレンを一日に何回も耳にしましたが
今になって救急隊の皆さんの想像を絶する激務ぶりを自覚できました。
お恥ずかしい限りです。
日本という国は何か不調があれば
電話一本で救急車がものの数分で駆けつけてくれるという本当に良い国ですが
そこに頼りすぎて安易な119番通報も増えているというニュースも見聞きします。
怪我や急病に対して勝手な自己判断をして悪化させてしまっては元も子もないし
救急車を呼ぶというのは当然のこととは言え
救急医療の現場スタッフの働きぶりを考慮する必要があることは明白です。