こんにちは。
ジェクサースモールジム武蔵境です。
ちょうど1か月前のブログ記事にて、いわゆる「肥満薬」が
保険適用(処方の基準を満たす必要あり)になったことについて書きましたが、
やはり、といいますかさっそくそれに関連する問題やトラブルが報じられるようになりました。
昨日のnews zeroでも取り上げられ、
ヤフーニュースなどにも多くの記事が出ていますが
本来は糖尿病や深刻なメタボリックシンドロームなどの疾患を抱える人のみに処方される
GLP1受動態を刺激する薬=お腹が減らなくなる薬が
「特に病気になっているわけではないけれどやせたいと思っている人」に
オンライン診療などで簡易的に医師とお話をするだけで購入できるようになっており
それによって入手した薬を服用することでのトラブルが相次いでいるようです。
まず、処方してしまう医師もどうかと思いますが
フィットネスという仕事をしている身からすると、強調したいのは
「楽して痩せる方法なんてないんですよ」ということです。
ダイエットしたい、体を引き締めたいという気持ちは
男女問わず多くの人が持っている願望でしょう。
そして、「痩せること」は誰でもできるのですが、食事コントロールと運動習慣という手間がかかります。
2~3日食事を我慢するだけで劇的に体が変るとしたら
世の中から「痩せたい」という悩みを持つ人はいなくなるはずです。
痩せたいけど、時間を掛けずに1日で痩せたい
痩せたいけど、楽して痩せたい
痩せたいけど、食事コントロールはしたくない
痩せたいけど、きついことはしたくない
こういった考え方はトレーナーでも持っていますし、否定はしませんが
普通に考えて「そんな話はないでしょ!」と感じるものは、やっぱりそうなのです。
糖尿病治療薬などは本来、
「薬に頼らなくてはならないほどまでに症状が進行している人」が活用するものです。
楽して痩せたい人のためのものでは、ありません。